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なまらあちこち北海道|わが村は美しく・農福連携で優秀賞・稚内

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「わが村は美しく」なんてタイトルを見ると、映画の題名みたいに感じますね。でもそのとおりの内容の実践があったんです。

「わが村は美しく」コンクール 稚内の北光園、農福連携で優秀賞 レタス栽培で障害者ら活躍

優秀賞を受賞した北光園。水耕栽培のレタスが人気

優秀賞を受賞した北光園。水耕栽培のレタスが人気

 【稚内、豊富】農山漁村の魅力を高めた団体に贈る開発局の「わが村は美しく―北海道」運動の第11回コンクールで、稚内ブロックから2団体が選ばれた。稚内の障害者就労継続支援B型事業所「北光園」が優秀賞、豊富高ボランティア部は奨励賞に輝いた。
 同コンクールは2001年に始まり、2年に1度開催されている。地域振興に貢献する団体や活動に贈られる賞で、今年は道内56市町村から63団体の応募があった。稚内ブロックでは5団体が応募した。

 優秀賞を受賞した北光園は22年の奨励賞に続き、2度目の受賞となった。同園は17年からフリルレタス「ひかり菜」を水耕栽培。無農薬で日持ちもするため人気が高く、利尻・礼文両島を含め、宗谷管内22カ所のスーパーや商店で販売されている。

 事業所に通う身体、知的、精神障害のある利用者9人と職員3人が栽培に従事。障害のある人が農業分野で働く「農福連携」を実践し、利用者の活躍を後押ししているとして評価された。同園を運営する社会福祉法人の満保和吉常務理事は「優秀賞をいただけてうれしい。安心、安全な野菜を作り続けたい」と話した。

豊富高ボランティア部に奨励賞 創部9年目、植樹や清掃

奨励賞に選ばれた豊富高ボランティア部のメンバー

奨励賞に選ばれた豊富高ボランティア部のメンバー

 豊富高ボランティア部は16年に部員4人で設立された。今年で創部9年目を迎え、現在は1、2年生の部員6人が、サロベツ原野での植樹や牛乳を活用した料理のレシピ作り、町内各所での清掃などに取り組む。
 部長で2年の小野寺咲果(ももか)さん(17)は「部の活動が地域の方に喜ばれ、本当にやりがいがある。自分たちも成長させてもらっている」。創部2年目から顧問を務める佐々木加奈子教諭は「今後も生徒たちの意見を尊重し支えながら、豊富のために活動を続けたい」と意欲を見せている。

 2日に北光園と豊富高で表彰式が行われる。

(参考:北海道新聞ニュースエディター)
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