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史上最速のスピードで北海道に桜の開花が上陸しました。地元の人たちも予想したことと言え、その速さに戸惑いもあるようです。
松前で桜開花、平年より16日早く
渡島管内松前町は11日、独自に観測している松前公園のソメイヨシノの開花を宣言し、桜前線が北海道に到着しました。昨年より10日、平年より16日それぞれ早く、観測が始まった1982年以降、最も早い開花となりました。
町の担当者が正午、公園内の標準木で、開花宣言をできる5輪以上の花を確認しました。同町では3月以降暖かい日が続き、函館地方気象台によると、11日の最高気温は平年より3・8度高い14・1度まで上がりました。
観光で訪れた横浜市の女性は「まだ咲いていないと思っていたので驚きました。地元では花見のタイミングを逃しており、うれしいです」と笑顔で眺めていました。
北海道放送(株)
松前公園にある「ソメイヨシノ」の標準木。町の職員が正午に観測すると… 松前町商工観光課 松浦慎也公園係長 「5輪以上咲いていますので、ただいまを持って開花ということになります」 開花の基準となる5輪以上が咲いているのを確認し、開花を宣言しました。
町民 「春が来たなとすごく思います」「今年は早いですね、オープンフラワー(開花)ですよ」 日本気象協会では、桜の開花を函館で16日、札幌18日、旭川23日と予想していて、この通りになれば、いずれも過去最も早い開花になります。
町によると、ソメイヨシノの見頃は21日ごろまで。町内では5月上旬にかけて八重桜の「関山(かんざん)」など約250種類、計1万本が次々と見ごろを迎えるといいます。
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