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道内の市町村では、観光客を呼び込むためのイベントを各地で実施しています。その中で中止せざるを得なくなった町があります。その実情を知っていただきたい。
フェスは1982年、冬の寒さを売りに町を盛り上げようと、地元商工会青年部の発案で始まった。氷のかまくらで一晩を過ごす「人間耐寒テスト」などが話題となり、毎年1万人近くが来場するイベントに育った。
中止は、これまで準備や運営の中心を担ってきた商工会青年部の部員減少が要因という。
商工会によると、青年部員は現在16人で、フェス開始当初に比べほぼ半減した。今後さらに減り、新部員が入る見込みもない。
昨年、町に負担軽減を求める嘆願書を出した青年部の南翔太部長(31)は「フェスは大きくなったが、青年部は縮小した。準備を手伝ってくれた青年部OBや町民も高齢化している」と実情を語る。
地方では労働力だけでなく、地域社会を支えてきた担い手も減りつつある。似たような状況に悩む市町村は少なくない。
陸別町の本田学町長(52)のもとには、他市町村から「うちも青年部員が減っている」「イベント開催が難しくなっている」などの声が寄せられている。
陸別町は今後の開催を諦めたわけではない。町内外から実行委員を募ることも含めて検討している。体制の再構築を図った上で来年2月のフェス開催を目指す。
青年部時代に実行委員長を7回務めた経験がある本田町長は「続けるために何が必要か。モデルケースとなるような持続可能な体制を検討する」と前を向く。
人口が減少する中、長年続いた地域の活動をどう守っていくのかは難しい課題だ。知恵を絞り、フェス復活を目指す小さな町の挑戦を注視したい。
人間耐寒テスト【ルール】
1.人間耐寒テスト開会式から翌朝7時の認定証受け渡しまでの間、しばれフェスティバル会場内で日本一の寒さを楽しんでいただきます。(耐寒テスト中に指定された時間・場所にてチェックシールを受け取ります)
2.人間耐寒テスト中の飲酒については認めますが、過度の飲酒により他人に危害を・迷惑を及ぼした場合 は即刻失格といたします。 チャレンジャー用の住居『バルーンマンション』内は一切の火気の使用を禁止します。
3.みごと、極寒の夜を耐えぬき、無事に朝を迎えられることのできた、参加者には、”人間耐寒テスト認定証”が手渡されます。
4.延べ6,500人以上(令和4年11月現在)の参加者が、この認定証を受け取っており、さらにこれからも、しばれの輪が広がっていきます。
『地域おこし協力隊』について
ただ、残念ながら上記されているように、令和6年の開催については公表されていません。
今後、こういうイベントを続けて行くためには、担い手が必要です。どうか皆さんの力を貸してください。
連絡先:TEL 0156-27-2141 FAX 0156-27-2797
(参考:北海道新聞ニュースレター、陸別観光協会HP)
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