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エープリルフールに合わせ、札幌ゆかりの企業が交流サイト(SNS)に投稿した「うそのニュース」が注目を集めている。企業のイメージアップや製品宣伝につなげるのが目的で、各担当者は「面白いジョークを生み出したい」と頭をひねっています。
ジョーク競う企業SNS エープリルフール、札幌ゆかりの企業 「宣伝感なく、愛着持ちやすい」
看板を出しているニッカウヰスキー(東京)は同日、看板のモデル「ローリー卿(きょう)」が持つウイスキーのグラスと色味が似ていることから「実はわし、太いちくわを食べておる!」というジョークを公式X(旧ツイッター)に投稿。同社のSNS担当者は「クスッと笑えて、共感を得られるネタだと思った」と胸を張った。
SNSを用いたマーケティング調査などを行う「ホットリンク」(同)によると、エープリルフール関連の投稿数は2019年以降、毎年200万件以上で推移。バレンタインデーやハロウィーンなどのように定着したイベントになっているという。
同社の担当者は「エープリルフールは仲間内でジョークを言い合う場から、企業などがジョークでイメージアップを図る場に変化している」と分析。その上で「ジョークは宣伝感なく人を楽しませるため、投稿を見た人が企業やブランドへの愛着を持ちやすい」と話した。
この日は、他にも複数の企業がジョークでSNSを盛り上げた。日本ハム(大阪市)は、ソーセージ「シャウエッセン」のオイルが入ったシャンプーやリンスを発売したと公式Xで発信した。
同社の担当者は「北海道コカ・コーラが道内ゆかりの企業であることをPRしたかった。懐かしい、面白いと思ってもらえるように知恵をしぼった」と話した。
(参考:北海道新聞 Dセレクト)
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