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この時期になると、毎年サケの稚魚を放流する行事が北海道の各地で催されます。
今回は釧路と札幌からの話題です。
釧路市の市民団体「釧路シャケの会」は5日、釧路フィッシャーマンズワーフMOO前の釧路川岸壁で、発眼卵から育てたサケの稚魚約1万5千匹を放流しました。
放流は1985年から行われ、39回目。十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会芦別ふ化場(鶴居村)から卵を譲り受け、市内の幼稚園や企業など約30の団体・個人が預かって育てたものです。
放流式では、市内の保育園児たちが「大きくなって戻って来てね」とメッセージを紹介。その後、5センチほどに育った稚魚を、育てた子どもたちや市民らの手で川に放流しました。
保育園で稚魚を育てた長久保みなもちゃん(6)は「みんなでごはんをいっぱいあげた。大変だったけれど、楽しかった」と声を弾ませていました。初めて参加した、道教大付属釧路義務教育学校3年の高橋優花さん(8)も「帰ってくるといいな」と心待ちにしていました。
サケの稚魚元気でね 札幌・豊平川科学館で放流体験会
札幌市豊平川さけ科学館(南区真駒内公園2)で同じ日、毎年恒例のサケの稚魚放流体験会が開かれました。稚魚は昨年12月から今年1月までにふ化した約4万500匹。参加した子どもたちは体長5センチほどの稚魚を見て「かわいい」と声を上げ、豊平川の支流・真駒内川に次々と放っていました。
同館によると、稚魚は豊平川を下って石狩湾に出て、3~4年後に全体の3~5%が遡上(そじょう)するといいます。稚魚放流は3、4日も行われ、3日間で市民ら約3千人が訪れました。
また同館では、こいのぼりならぬ「サケのぼり」作りとして、子どもたちが館内に掲示された大きなサケの絵に願い事を書いたうろこ型の付箋(ふせん)を貼るイベントも行っいました。
家族と訪れた南区の石山緑小1年、大橋なのはさん(7)は「サケの赤ちゃんを初めて見た。ひらがなの勉強を頑張れるようお願いした」と笑顔で話していました。
(参考:北海道新聞ニュースエディター)
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