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ワイン樽を使った「サウナ樽」
長年使ったワイン樽
その象徴的なワイン樽は、27年間も使用したものです。ワイン造りに使われていた大樽を活用してつくった「サウナ」が登場し、評判となっています。
この「ワイン樽サウナ」は、池田町でコテージなどを運営する宿泊施設が町ならではのサウナをつくって町内への観光客の誘致につなげようと設置したものです。
活用された樽は、町内の醸造施設「ワイン城」で27年間使われていたオーク材の大樽3つで、最も大きな樽は8000リットルの容量があります。
サウナはそれぞれ大人3人が利用できる広さで、樽に染みこんだほのかなワインの香りが、かつて活躍した名残をとどめていて、利用者には別の楽しみも味わえるということです。また、サウナのそばには、やはりワイン樽で作った水風呂も設置されています。
設置した「十勝まきばの家」によりますと、ワイン醸造用の大樽を利用したサウナは国内で唯一だということで、「貸し切りのサウナなので、友人や家族とともにプライベートな空間として楽しんでもらいたい」と語っています。
この樽は、池田ワイン城(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)が1988年(昭和63年)3月に取得した8,000ℓと7,000ℓの大樽を再利用したものです。これらの樽からは人気のワイン「清見、清舞、山幸などが造られていますので、これらの香りを楽しみながらリラックスできるようです
ワイン樽サウナは3棟あり、それぞれ定員は3名ですが、利用の際は水着着用となっています。
入口に入るとすぐに着替えコーナーがあり、奥にフィンランド式ストーブを備えたサウナ室が構えています。
じっくり蒸されたあとは、外に出てワイン樽を再利用した水風呂に入れます。ガスストーブで、室温は70~80度。カラマツを使ったベンチに腰掛けてサウナを楽しめる他、屋外には五右衛門風呂をモチーフにした樽型の水風呂と休憩スペースがあり、ゆったりとくつろげる設定になっています。
まきばの家の関係者は
「コロナ禍で個人客にどう楽しんでもらうかを考えました。客の裾野を広げたいと思っています」
と観光客が増えることを期待していました。
各棟定員3人で、利用料金は「まきばの家」のコテージ宿泊者の場合80分3850円などですが、問い合わせは十勝まきばの家(電)015・572・6000へどうぞ。
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