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なまらあちこち北海道|北海道弁の機内アナウンスにほっこり・JAL機長

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北海道弁の機内アナウンスにほっこり 小樽出身JAL機長

小樽出身の日本航空の機長、山浦禎一さん(56)=兵庫県在住=が道内発着便で繰り広げる北海道弁を交えた機内アナウンスが、乗客や航空ファンの間で話題になっています。

母校のクラス会での会話をヒントに3年前に始めた異色のアナウンス。その語りに「故郷の懐かしさや道内を旅するワクワクした気持ちを感じてほしいと思っています」との願いを込めています。

「狭い機内でゆるくない(楽ではない)と思いますが、あずましく(心地よく)おくつろぎいただけましたら幸いでございます」
山浦さんが操縦かんを握る機内では、離陸後しばらくすると名調子が始まります。山浦さんは同社でボーイング737に乗務し、国内線を中心に担当するベテランの機長です。

北海道弁のアナウンスは新千歳など道内6空港と道外を結ぶ便で行っています。

アナウンスでは「わや(めちゃくちゃ)」「じょっぴんかる(鍵を掛ける)」「かっぱがす(ひっくり返す)」「ちょす(いじる)」など方言を連発するので、聞いた乗客が「面白い」「おもてなし魂に感動した」などとブログや会員制交流サイト(SNS)で感想をつづり、広く知られるようになりました。

アナウンス中の機内の様子を撮った動画の再生回数は3万5千回に上る。

北海道弁でのアナウンスのきっかけは、2019年4月に札幌市内で開かれた母校の小樽市立菁園(せいえん)中のクラス会でした。標準語で会話する山浦さんに、同級生が「もっと北海道の言葉で話したらいいべや」「アナウンスを北海道弁でやってみればいいっしょ」と提案したということです。

早速、翌月の乗務時から取り入れた山浦さん。「中学卒業まで道内で過ごしたので、アナウンスの表現を考えるのは苦労しなかった」と語っています。それでも北海道弁に磨きをかけるため、道内の友人に電話をかけ、イントネーションが正しいか確認する念の入れようです。

1年ほど前、新千歳から福岡に向かう便に乗務した際、乗客の女性から「単身赴任の夫に会うため北海道に通っていた楽しい記憶を思い出しました」と、機内でつづった便箋を客室乗務員を通じて受け取ったことがあるそうです。

山浦さんは「こんなに反響があるとは想像もしていませんでした。少しでも北海道らしさを感じて楽しんでもらえるよう研さんを重ねていきたいですね」と思いを語っていました。

(参考:北海道新聞電子版、47NEWS)

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