なまらあちこち北海道｜１９歳・河上が涙の初V、北海道女子アマゴルフ選手権

7度目の挑戦　道アマでは16年ぶりのプレーオフ制す

プレーオフを制して初優勝した河上

　北海道女子アマチュアゴルフ選手権最終日（5月19日、札幌南GC駒丘C＝6353ヤード、パー72）に首位と2打差で出た19歳の河上宮甫子（札幌リージェントGC、立命館大2年）が、16年ぶりに行われた斎藤碧夏（札幌光星高1年）とのプレーオフの末、逆転初優勝を果たしました。

　河上ら上位6人は、日本女子アマチュアゴルフ選手権（6月13日～16日、秋田CC太平山・日本海C）の出場権を獲得。また、河上と斎藤は日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）トーナメントの「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」（7月6～9日、札幌・真駒内CC空沼C）に主催者推薦で出場する予定です。

　7度目挑戦の河上が、初出場の時と同じコースで涙の初優勝です。出だしから斎藤とのマッチレースを繰り広げ、後半の12番で河上がバーディーを奪って2打差を追い付き、71でホールアウト。

　3日間合計54ホールでは決着がつかず、勝負は2人のプレーオフにもつれ込みかした。 　1ホール目のパー4で共に2オンし、先にパーを奪った河上に対し、斎藤が2パット目を外した瞬間、河上が初のタイトルを手中に収めたたのです。

　昨年、書き初めで「北海道女子アマ優勝」としたため、千歳小3年時から指導を受けてきた佐々木紀幸プロと約束を交わしたが6位タイに終わり、今年1月にも、2度目の誓いを立てた今大会で約束を果たしました。

　ホールアウト後、佐々木プロから「『お疲れさま』って言われた瞬間に、一気に緊張がほどけて涙が出てきてしまいました」と号泣していました。3度目の挑戦となる日本女子アマ選手権へ「4日間、試合がしたいです」と初の決勝ラウンド進出を目指します。

　今大会直前の15日には、京都で行われた関西学生女子春季1部学校対抗戦に出場。2日目を特別に交代してもらい、16日に北海道入りしました。ほぼぶっつけ本番でしたが、初日から高いパーオン率で上位に食らいつき、最終日は18ホール中、17ホールでパーオンするという内容でした。

　「ロングパットが苦手じゃなくて、グリーンに乗れば悪くてもパーでしのげる」。ショットとパットが噛み合った結果、集中力を最後まで切らさず、我慢比べを制しました。

　大学4年になる2年後のプロテスト合格を目指している。地元・千歳の1学年先輩で、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で初日首位に立つなど活躍中の宮澤美咲（20、HESTA大倉）は、ジュニア時代に佐々木プロの下で一緒にレッスンを受けた姉弟子です。

　今年2月の帰省時にも一緒に食事をするなど家族ぐるみの付き合いをする仲です。
「いっつも安定して、コツコツやってるのを見ると、自分もいけるんじゃないかなって思えて、美咲ちゃんが活躍してくれるのは私もすごい嬉しい」
と、身近な存在に刺激を受けています。

　今年4月には、大学ゴルフ部でキャディのアルバイトをする琵琶湖CCの推薦で、同CCでのJLPGA下部ツアーにも出場しました。今度は地元で行われる初のプロトーナメント。目標は「予選通過」。近い将来、自身が目指す世界で今の実力がどこまで通用するのか、それを確かめる絶好の舞台です。

予選を通過して、「ローアマ」を取るくらいの活躍を期待します。

（参考：YAHOO JAPAN ニュース）

【スポンサーリンク】


座るだけで自然と背筋が伸び、コアを鍛えます。バランスボールチェア「MAROOMS（マルームズ）」