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歴史上の話ではない群来
北海道でニシンと言えば春の魚、別名「春告魚」とも言います。そのニシンの群れが今年も根室の海岸で観測されました。
ニシンの漁は先月の10日に解禁され、今年は魚体の大きいものが上がっているようです。
そのニシンが大漁に海岸に押し寄せ、オスの精子で海が白く濁る現象を群来(くき)と言います。
カモメの群れも集まります。
明治から第二次世界大戦の終了頃までは毎年沿岸を変色させていた群来も昭和30年代から次第に減少し、今では漁師の思い出としてだけ残っていました。
しかし、その群来がまたここ数年、戻って来たのです。漁師の皆さんを喜ばせています。
食卓にもまたニシンが賑わうことになれば私たちも嬉しいです。そうなると良いなと感じます。
北海道の漁業史はニシンと共にありました。
02/20 20:01 更新
意図的に入れられた、ヘリの音がいいですね。
所変わって、オホーツク側の西浜地区ハッタリ川河口付近の海岸では5月14日朝、ニシンの群れの産卵で海が白く濁る「群来(くき)」が見られました。
群来は午前9時ごろから、海岸近くに帯状に発生した。根室市水産研究所の職員の話では、
「2年ほど前からこの水域付近で群来が見られるようになりました」と語っています。
ニシンは海岸の海藻が茂っている場所に産卵します。ニシンの数が多い時は、漁網に卵が産み付けられていることもあるそうです。
根室漁協によると、ニシンの水揚げはここ2、3年で増えている。今年も定置網や刺し網にかかり、連日数トンの水揚げがある。(北海道新聞)
と、嬉しそうです。
(参考:北海道新聞電子版、テレ朝ニュース)
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