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なまらあちこち北海道|ピザ回し世界一、旭川の立川さん

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ピザ回しってご存知ですか? ピザ屋さんのガラス戸の中でピザ生地をぐるぐる回しながらだんだん大きく薄く伸ばしていくあのパフォーマンスのことです。この度アメリカで開催された世界大会で旭川の立川さんが見事栄冠を勝ち取りました。

旭川の立川さんピザ回し世界一 「かめはめ波」パフォーマンスで盛り上げる 武石さんは3位

ピザ生地を使ったパフォーマンスを競う世界大会で優勝した立川巧さん(伊丹恒撮影)
ピザ生地を使ったパフォーマンスを競う世界大会で
優勝した立川巧さん
 旭川市内でレストランの運営や冷凍ピザの販売を手がける「北海道ピザジョコーソ」の社員立川巧さん(37)と、同社代表の武石一徳さん(45)が、ピザ生地を使ったパフォーマンスなどを競う世界大会でそれぞれ優勝と3位の好成績を収めた。指や腕、背中を使い生地を自在に操る華麗な技が評価され、立川さんは「不安もあったが、ステージに立ったら、ただ楽しかった」と振り返る。
 2人が出場したのは、3月に米国ラスベガスで開かれた見本市「ピザ・エキスポ」内の競技コンテスト「ワールドピザゲーム」。武石さんによると、イタリア・パルマで開催されるコンテストと並び、世界2大大会とされ、技や味を競う複数の部門がある。
 イタリアの世界大会で優勝経験のある立川さんは、他大会を含めた過去大会の優勝者だけが出場できるアクロバットの「マスターズ」部門に出場。出発直前の3月上旬、大ファンだったアニメ「ドラゴンボール」の作者、鳥山明さんの訃報を聞き、急きょパフォーマンス中に流す音楽を洋楽から同アニメの主題歌に変更したという。
 「ショックでいても立ってもいられなかった」と話す立川さんは、代表的なポーズ「かめはめ波」を取り入れたパフォーマンスで盛り上げた。「かめはめ波で会場が一つになった。観客の反応の良さを評価してもらえたのだと思う」と話す。
 さらに制限時間の3分間に約50種類の技を繰り出すことも評価につながったとみられる。ほかの選手は20~30個だったという。
 立川さんは味を評価する部門にも出場。伝統的な「ペパロニピザ」の味を競い、4位と健闘した。立川さんは「ピザ職人として、味でも結果を残したいと思っていた。今後の1位も現実味が帯びてきた」と手応えを語る。
3位になった武石一徳さん(熊谷洸太撮影)
 武石さんは、一般のアクロバット部門に出場。ピザを回転させながら空中に飛ばす際の高さを意識したパフォーマンスで3位に輝いたが「練習が足りていなかった。次は優勝したい」とさらなる高みを目指す。
 2009年に同大会で日本人として初優勝し、2人を知る栃木県のピザ店経営、赤荻一也さん(42)は「ピザ回しは、スタミナと集中力が必要。40代で引退する人が多い中、武石さんは立川さんを育てた上、自分もまだ上手くなり続けている。2人にはこれからもピザ職人の世界を盛り上げていってほしい」とたたえた。
(参考:北海道新聞メールサービス)

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