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なまらあちこち北海道|本格始動の宇宙旅行・江別市

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宇宙旅行用の気球工場、4月から本格稼働

作業用の長いテーブルが置かれた工場内部=3月4日
作業用の長いテーブルが置かれた工場内部=3月4日

実験で成層圏に到達した無人気球=2021年5月、沖縄県宮古島上空(岩谷技研提供)

気球を使った「宇宙旅行」の実現を目指す岩谷(いわや)技研(札幌)が開設した「江別気球工場」(大麻中町26)が4月から本格稼働することになっています。

3月に開設され、現在、製造ラインの整備や人員募集などを行っているところですが、注目が集まる宇宙産業の工場進出に地元からは期待の声が上がっています。

同社は2016年、北大工学部で宇宙工学を学んだ岩谷圭介社長が設立しました。宇宙は一般的に地上から100キロ以上とされるのですが、同社は地球の姿が望める高度25キロの成層圏を「宇宙の入り口」として、気球での到達を目指すものです。

早ければ23年にも宇宙旅行を事業化。旅行料金は1人数千万円の見込みですが、将来的には100万円程度とする考えを示しています。

宇宙旅行の事業化に合わせ将来的に需要増が見込まれる気球の製造拠点として、十分な広さが確保できる施設の整備を検討。JR大麻駅前の商業施設跡地を約1億円で取得・整備しました。

工場の延べ床面積は約700平方メートル。有人飛行に必要な長さ19~41メートルの気球製造を想定し設計しています。内部には長さ20メートルほどの作業台があり、気球に使うプラスチックなどの裁断や貼り合わせを行います。施設内は洗練されたデザインで、岩谷社長は「工場やエンジニアへのイメージを変えたかった」と狙いを話していました。

気球製造の本格化に合わせ、同社は来年にもアルバイトなど100人規模の雇用を検討する。江別商工会議所の北川裕治専務理事は「夢のある企業が進出し、雇用が生まれることは地域活性化につながる」と期待しており、市商工労働課は「飛行の実験や雇用促進など、市としてできることは協力していきたい」としています。

あなたも宇宙体験をしてみませんか? でも数千万円はちょっとね。

(参考:北海道新聞電子版)

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