なまらあちこち北海道｜女優の貫地谷しほりさんも堪能・美唄

女優・貫地谷しほりが表紙を飾った「月間　旅色」

　美唄市の魅力がいっぱいに詰まった冊子が、明日７月２９日から配布されることになりました。

　今年５月、電子雑誌「月刊　旅色」で女優の貫地谷しほりさんが市を訪れ、２日間、観光名所などを巡りました。１串で鶏の様々な部位が楽しめる名物の「びばい焼き鳥」に舌鼓を打ち、市出身の彫刻家・安田侃（かん）氏の作品が並ぶ「安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄」などを巡って、楽しんだ様子です。

近年、コロナの影響を受けていた観光事業の盛り上げへ、予算を計上しＰＲに乗り出していました。市観光振興係の係長は「まだ市の認知度が低いのが課題。道内外に知ってもらい、美唄に来てもらいたかった」と経緯を説明しています。

「美唄を北海道旅行の選択肢の一つにしてもらえたら」と観光の活性化へ、思いを続けていました。

　貫地谷さんが訪れた模様は、市のホームページからも閲覧できる電子雑誌「月刊　旅色」（ｈｔｔｐｓ：／／ｔａｂｉｉｒｏ．ｊｐ／）内で、６月２６日から配信されています。今回はより多くの人の目に触れてもらえるよう、貫地谷さんが表紙を飾る冊子２万冊をＪＲ美唄駅や市内の各所に置いています。

１泊２日の旅行プランや市の見どころが網羅されており、貫地谷さんのインタビューも掲載と見どころ満載です。街を訪れて、手に取ってみる価値は十分にあります。

　◆来月５、６日びばい歌舞裸まつり開催
８月５、６日、市役所周辺で「びばい歌舞裸（かぶら）まつり」が開催されます。１９９４年に「歌、舞（踊り）、裸（みこし）」をテーマにスタート。２０２０年からの３年間は中止や規模縮小となっていましたが、今年は４年ぶりに通常の形で実施します。

タイトル通りにステージイベントやみこし渡御（とぎょ）などが行われるほか、地元グルメの屋台も多く出る予定です。４～５月に３日間行われた桜祭りには、市内外から２万２０００人が来場しました。市は同様の盛り上がりを期待しています。

◆９月下旬からマガンの飛来
時期は少し先になりますが、市内の「宮島沼」で見られるマガンの飛来は、圧巻の様として人気を博しています。日本最北のマガン居留地にあたる同沼では、９月下旬から１０月上旬と、４月中～下旬にかけ、最大５万羽のマガンが早朝に飛び立ち、夕暮れ時に戻って来ます。

見学には設けられている観察エリアから望むのがベストで、日の出少し前の「ねぐら立ち」は一見の価値あり。早起きして損はありません。

◇美唄市
空知総合振興局に属し、人口は１万９１９７人（６月末日時点）。１９５０年に市制施行。かつては炭鉱の街として栄えましたが、現在は米作などの農業が盛んで、ハスカップの生産量は道内で最も多い地域です。市を通過する国道１２号線は、日本一の直線区間（２９．２キロ）の一部に当たります、と桜井恒市長は宣伝しています。

（参考：スポーツ報知、美唄市HP）