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今シーズは早くも「ジンギスカンダンス」が注目を集めているファイターズガールですが、そのダンスに歌も入れ、応援曲にしようという動きになっています。
今新「ジンギスカンダンス」 歌唱に初挑戦、斬新タンバリンにも注目

新球場のグラウンドでジンギスカンダンスを披露するファイターズガール
道民球団の応援曲として、ファンにはなじみ深い名曲「ジンギスカン」に合わせて踊っていた昨季までのダンスを生まれ変わらせた新「ジンギスカンダンス」です。ファイターズガール自ら歌う同曲に乗せ、ジンギスカン鍋を模したタンバリンを軽快にたたき鳴らすパフォーマンスは、認知度を日に日に高めています。
球団が今季から本拠地とする新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)の目玉になりつつある新ダンスはどのように誕生したのか。そのいきさつを追ってみました。
「ウッハ ウッハ」。日本ハムの本拠地主催公式戦で四回が終了した瞬間、疾走感あふれるイントロがこだまします。青を基調とする定番の衣装を身にまとったファイターズガールたちが三塁側ベンチ付近から飛び出し、一、三塁側それぞれのファウルゾーンの定位置に向かって駆けていきます。

新ジンギスカンダンス誕生の経緯について説明する尾暮さん
3月30日の開幕戦での初お披露目からおよそ2カ月。きつねダンスの仕掛け人で、この新ダンスも企画したファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE、北広島市)の尾暮(おぐれ)沙織さんは、新ダンスが定着しつつある球場内を見渡し、常にこう思っています。「きつねダンスに負けないような、ファイターズの応援の定番にしていきたい」
西ドイツ(現・ドイツ)の音楽グループ「ジンギスカン」のデビュー曲であり、日本でも数多くカバーされてきた名曲・ジンギスカン。
2004年の球団の道内移転以来、道内名物と同名のこの曲は、応援に欠かせない球団と縁深い一曲となっています。日本ハムの攻撃時、走者を得点圏に置いた場面ではチャンステーマとして流れます。
同曲を用いたファイターズガールによるダンスは昨季まで、主催試合での勝利後のみに披露され「勝利のジンギスカンダンス」の愛称で親しまれていました。
そこで迎えた昨季終了後のオフシーズン。新球場を運営するFSE内で、本拠地が新球場に移るのに合わせ、従来のジンギスカンダンスを一新したパフォーマンスを23年シーズンの演出の柱に位置づけようという企画が持ち上がりました。
FSEはまず同曲の新たな編曲をレコード会社に依頼しました。すると、レコード会社から提案されたのが「きつねダンスで知名度を上げたファイターズガールがジンギスカンを歌ってみてはどうか」だったといいまし。
これまで、ファイターズガールが歌う機会はありませんでした。しかし、きつねダンスで社会現象を起こした彼女たちの新たな挑戦は話題を呼ぶだろうと、尾暮さんらFSE側がこの提案を快諾。メインパートを5人が歌い、残るメンバーもコーラスで参加するという形で22人全員で歌うこと、今季開幕に合わせてCDを販売することなど、とんとん拍子に話は進みました。

ファイターズガール全員で作り上げた一曲の出来への手応えを強調する尾暮さん(右)と滝谷さん
在籍年数は6年と最も長いメンバーの1人である滝谷さんは、初めてのチャレンジに
驚きと喜びを感じた一方、大きな不安が瞬時によぎったといいます。弾き語りを趣味と
するなど歌うことは好きだったものの、自身の歌声が商品になるという意味で「一つの
形として聴いてもらうからには、頑張って歌わないといけない」と思ったからです。
告知から収録まで約1週間。時間をみつけては、歌詞を覚え、音程を確認すると
いった個人練習に励みました。

成吉思汗バリンを両手にPRする滝谷さん

羊の耳を飾り付けてジンギスカンダンスを披露する滝谷さん
「ジンギスカンダンスいいね」「CD買ったよ」と球場内で声を掛けられるという滝谷さんは「たくさんの人にファイターズを知ってもらいたいという思いが一番強い。そうなるよう、熱い気持ちでパフォーマンスをする」と力強く語りました。
(参考:北海道新聞ニュースエディター)
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