なまらあちこち北海道|軽石で日干しの魚・鹿部町

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軽石を使った干物

今回は道南の渡島管内鹿部町です。
今回から、場所を知っていただくために地図を掲載することにしました。参考にしてください。

鹿部町には「しかべ間歇泉公園」があります。ここでは全国的にも珍しい間歇泉を見ることができます。
約12分間隔で1回500リットルの温泉が、15メートルほどの高さまで噴き上がり、その姿には圧倒されます。噴き上がった温泉を利用した足湯(タオルの無料貸出)も整備されています。


    (間歇泉)

鹿部町のシンボルというと、活火山の秀峰駒ケ岳(1131メートル)です。もともと、富士山のようなきれいな円錐形をしていたのですが、何度かの噴火のために山頂付近が吹き飛ばされ、今の形になりました。

馬の鞍のような形をしている所から「駒ヶ岳」の名がついたそうです。

灰が見つからない

1929年(昭和4年)の大噴火では大量の火山灰や軽石が降り注ぎ、大変な被害を受けました。そのため、町内では農産物の生産が難しくなり、今のように漁業が基幹産業ということになりました。

そして、さらにこの海産物の売り上げを伸ばしたいと、鹿部町の製品開発研究会が、近海でとれた新鮮な魚を軽石を使って干物にした「軽石干し」を考案したのです。

最当初は、鹿児島や和歌山の干物『灰干し』をヒントにした干物を作ろうとして、駒ヶ岳のふもとで火山灰を探しましたが、全く見つからず、地面を掘ると軽石ばかりが出てきました。

それなら、目の前にあるものを生かそう、ということで「軽石干し」を考案したのです。

「軽石干し」は、魚を通水性のあるシートで包み、直径約5ミリの粒状に砕いた軽石で覆い、5度以下の低温でじっくりと熟成させます。
軽石が魚の臭みや水分を取り除き、うまみ成分を閉じ込められて、塩水に漬けて自然乾燥させるよりも塩分が抑えられ、焼くとふっくら、魚本来が持つ深い味わいになるのが特長です。


   (ヒントになった灰干し)

売り上げ30倍

前浜のホッケ、イワシ、ソウハチガレイを加工し、17年12月から町内の道の駅「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」などで販売を始めたところ当じわじわと人気が高まり、500袋から始まった年間の売り上げは、20年に30倍の1万5千袋に達しました。

独自の製法と味が評価され、19年には道の「北のハイグレード食品」に認定され、同じ年には国土交通省の「地域づくり表彰」の準グランプリにも選出されたほどです。

えりすぐりの道産品を扱うJR札幌駅構内の「北海道どさんこプラザ札幌店」でも好評で、「駒ケ岳の軽石を使う物語性、うまみが凝縮された味は、ほかにはない魅力です。干物での売り上げは3本の指に入るほどです。」とし、店頭に常備しています。

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(参考:北海道新聞、大沼公園.com、鹿部町HP)

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