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なまらあちこち北海道|春がきたぞう~!・旭川・浦臼・浦河・余市

北海道

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春がきたぞう~!花四題

私が初めて北海道に来た年、驚いたことがあります。それは花が一斉に咲き始めることです。

もちろん、春は花が咲き乱れる季節ではあります。しかし、北海道では、雪の下で待ちわびた花々が「春がきたぞ~!」という感じで一斉に咲くのです。その様子を目にした私は、季節感がすっかり狂ってしまいました。

なぜなら、春のタンポポ、初夏のあじさい、秋のダリア・コスモスが同じ時期に咲いているからです。

北海道には四季がなく、冬と冬でない季節のニ季だといまだに思っている程です。

今年も「春の花」が咲きました。

カタクリ

全道的に咲く花ですが、旭川からの花便りです。

カタクリはユリ科の多年草で、種から花を咲かせるまでに7年ほどかかると言われています。高さ約15センチ、花弁の大きさは約5センチの小さな花ですが、、山の斜面を埋め尽くすように咲く様子はまるで薄紫色のじゅうたんのようです。

ある時、カタクリの花を管理している女性から「カタクリの花を食べないでくださいね」と言われたことがあります。

その昔、「かたくり粉」の原料として使われていたことを知った私は、こっそりと一輪だけいただいたことがあります。本当にかたくりでした。ですからカタクリの花はそのとおりかたくりなんです。こういう言い方もおかしいですね。

旭川市と上川管内比布町にまたがる突哨山(とっしょうざん)の一角にあるカタクリの群生地「男山自然公園」では、白い花を毎年咲かせるカタクリが数本だけあるということです。一度訪れて探してみてはいかがでしょう。四葉のクローバーより🍀希少価値がありますよ。

エゾエンゴサク

空知管内浦臼町内にある鶴沼の浦臼神社境内で、エゾエンゴサクと紫色のカタクリの花が見ごろを迎えています。時たま「アイドル」のリスも現れ、来訪者を喜ばせていました。

エゾエンゴサクを始めて目にしたときは、その色の美しさに心を奪われました。多くはあまり人目に触れない森の中に咲いています。春を淡く彩る青色の花もきっと気に入ってもらえるでしょう。

オバケ桜

日高管内浦河町の日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場内で、道内最大級のエゾヤマザクラ「うらかわオバケ桜」が初めて一般公開されています。それまで立ち入りができなかったので、あまり知られてはいない桜です。

浦河観光協会の主催で今年から公開がスタートしました。

牧場の緑と鮮やかなピンクの花のコントラストが見物客を楽しませていて、盛んにシャッターを切る観光客の姿があります。

オバケ桜は推定樹齢80年以上、高さ16メートル、幹回りが道内最大級の4・8メートルと判明しています。近くを流れる「オバケ川」にちなんで命名されているとのことですが、私は実はオバケ川も知りませんでした。

昨年初めて公開される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため中止になりました。今年は協会のスタッフが入り口で検温や消毒を行い、規制しています。

宇宙桜

小樽の隣、余市町の「宇宙桜」も開花しました。

宇宙桜は同町出身の宇宙飛行士毛利衛さんが2000年にスペースシャトル「エンデバー」に持ち込んだ桜の種160粒を道立林業試験場(美唄市)で育てたうちの一部です。この種は全国15都市で植樹されています。

どの花も、今年は例年より10日から2週間早い開花になっています。

(参考:ほくとナビ、北海道新聞電子版、ウイキペディア より)

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