なまらあちこち北海道｜根室産シカ肉のカレー、ホテルが朝食に・札幌

　札幌のホテル「イビススタイルズ札幌」（札幌市中央区南８西３）が、根室産のエゾシカ肉を使ったカレーを朝食で提供しています。
「食べ応えがあっておいしい。シカ肉が好きになった」
などと訪日客らに好評ということです。宿泊客の６割を占めるという外国人に道産食材の味を知ってもらい、消費拡大につなげることが狙いです。

　シカ肉は、根室市の食肉加工業者「ユック」から仕入れた新鮮なバラ肉とすね肉で、香味野菜と赤ワインで一晩漬けた後に煮込みます。

台湾人訪日客からは
「想像していた臭みはなかった」
と評判が良かったといいます。タマネギと米も道産です。

　同ホテルの森田雅春支配人（５１）は別海町出身で、町内でシカ肉を使ったジビエカレーを知り、おいしさに感動したことで提供を決めました。

ジビエ肉は海外では高級食材で人気があるということです。

森田支配人は
「シカ肉の認知度はまだ高くない」
と将来性に期待を込めています。
 

シカ肉カレーは当面提供する予定です。ホテル内には札幌のエゾシカ肉の料理店を紹介する手作りのチラシも置いています。