なまらあちこち北海道｜大自然を体感できる知床五湖

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知床と言えば、フレぺの滝というくらいつながる名前です。ただ、今年は観光船「KAZU　Ⅰ（カズワン）」号の事故で、悲しく残念な地となりました。

しかし、知床は多くの大自然が存在する所です。今回は陸上からのルートでの案内です。

5つの湖それぞれの魅力がいっぱい「知床五湖散策」

知床連山を背景に、原生林に囲まれた幻想的な知床五湖は、静寂さと神秘さを併せ持つ５つの湖です。

その湖を巡り、自然とそこに暮らす野生動物たちの生活を間近に観察できる「地上遊歩道」は、大ループ（1周約3キロ・所要約90分）と小ループ（1周約1.6キロ・所要約40分）があります。

散策前に知床五湖フィールドハウス内で10分ほどのレクチャー受講が義務付けされているので、ここで散策の際の注意事項やマナーなどをしっかりと学びましょう。

「SHINRA」では知床の大自然を楽しむ様々なツアーを案内しています。

今回参加したのは「旬の知床1日満喫ツアー」。「知床五湖ガイドウォーク」「フレペの滝ガイドウォーク」「サケの遡上ウォッチング」を1日で体験できるツアーです。まずは知床散策の王道である「知床五湖」へ向かいます。

 

 

原生林の中をどんどん進む

知床五湖フィールドハウスから一湖まで往復できる高架木道

断崖絶壁の不思議な滝「フレペの滝散策」

続いて「フレペの滝ガイドウォーク」です。
高さ100メートルの断崖の途中から水が流れ落ちる不思議な滝「フレペの滝」。これは川が流れ落ちる滝ではなく、知床連山や森林の地下水が流れ落ちているから。そのたおやかな水流の様子から別名「乙女の涙」ともいわれています。

知床自然センターから片道1キロ（約20分）の遊歩道が整備されていて、道中では原生林、断崖絶壁、オホーツク海、野生動物など知床の様々な魅力を楽しめます。

生まれ故郷に戻ってくるサケたちを目の当たりにできる「サケの遡上ウォッチング」

最後に体験するのは「サケの遡上ウォッチング」です。
生まれてから4～5年かけて、外洋での長旅を続けながら成長したサケたち。9月になると生まれ故郷の川の上流を目指し、強い流れに逆らい前へ前へと進む姿が見られます。生まれた川に帰ってくるメカニズムはまだまだ解明されていないところがたくさんあるそうです。

ウォッチング ツアーでは、サケ・マスの生態や、川が知床半島の自然全体に果たす役割について分かり易く解説してくれます。痛ましいほど傷ついた体で遡上し、子孫を残してその一生を終えていくサケの姿は知床の秋の風物詩。命の連鎖を目の当たりにすることができます。

この姿の鮭を「ホッチャレ」と言います。悲哀感がある言葉です。

今回紹介したツアーは、すべて単体での参加も可能です。お好みのツアーで知床の雄大な自然を体感してみてください！

ツアーDATA

・旬の知床1日満喫ツアー：1万500円〜、所要時間7時間〜（期間によって内容や金額、所要時間が異なります）
・知床五湖ガイドウォーク：5100円、所要時間3時間
・フレペの滝ガイドウォーク：3100円、所要時間1時間30分
・サケの遡上ウォッチング：3100円、所要時間1時間30分
※2022年10月現在の情報です
※ツアーの内容は時期や天候等の理由によって変更になる場合があります

SHINRA （シンラ）