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苫小牧カレーラーメン 「100年フード」に文化庁認定
文化庁が2021年度から始めた食文化の登録制度「100年フード」に「とまこまいカレーラーメン」が認定されたので、応募した市民有志の団体「とまこまいカレーラーメン振興局」のメンバーが、苫小牧市役所で岩倉博文市長に報告しました。メンバーたちは「今後も地域の食文化であるカレーラーメンを盛り上げたい」と意気込んでいます。
私も5年間苫小牧に住んでいました。よく、このカレーラーメンを仲間と食べに行きました。懐かしいですね。
100年フードは地域に根付く食文化を伝え全国に発信する狙いです。江戸期から続く「伝統」、明治・大正期に生まれた「近代」、100年後への継承を目指す「未来」の3部門があります。
21年度は全国212件の応募があり、今年3月に131件を認定したものです。道内は「近代」でジンギスカン(応募団体の所在地は札幌市、以下同)、「未来」でカレーラーメンや新子焼き(旭川市)、あんかけ焼(やき)そば(小樽市)、煮込みジンギスカン(名寄市)の計5品でした。
ラーメン振興局によると、苫小牧のカレーラーメンは1965年に「味の大王」が作ったものが発祥とされ、現在は少なくとも東胆振の38店が提供しているということです。濃厚なスープとカレースパイスの香りが特徴ですね。
100年フードのホームページでは「製紙工場や自動車製造工場、製油所など世界企業を有するわが街において、多くの働く人々が、日常のご褒美に食べたくなる故郷の味」と紹介されています。
岩倉市長への報告は1日に行われた。ラーメン振興局長で、市内で飲食店を経営する谷口亮さん(44)は「カレーラーメンが国の認めた食文化の一つになり、誇りに思います。カレーの街として今後も普及に取り組みます」と決意を表していました。岩倉市長は「食文化の話題が少ない街だったので、これを機に広めてほしいものです」と話していました。
苫小牧のカレーラーメンは2018年、神奈川県横須賀市で開かれた「全国ご当地カレーグランプリ」で日本一に輝いています。
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