スポンサーリンク

なまらあちこち北海道|「きつねダンス」人気沸騰!

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分26 秒です。

札幌ドームで行われるプロ野球日本ハム戦のイニング間に、ファイターズガールが踊る「きつねダンス」の人気が止まりません。中毒性のある曲とかわいらしい振り付けが魅力で、いまやビジターチームの選手もノリノリになるほど知名度は全国区になっています。

当初はその独特の世界観にファイターズガールも戸惑い、ファンの反応も薄かったのですが、あることがきっかけで大バズリしたといいます。ファイターズガールが踊りをレクチャーしてくれる踊りを北海道新聞がオリジナルの動をも作りました。

さあ、みなさんもキツネになりきって一緒に踊りませんか?

北海道新聞のオリジナル動画できつねダンスの踊り方をレクチャーするファイターズガールの濱野亜里紗キャプテン

きつねダンスの踊り方をレクチャーするファイターズガールの濱野亜里紗キャプテン

 

最初は無関心

「えっ、この曲で踊るの?!」
ファイターズガールの濱野亜里紗キャプテンは初めて曲を聴いた2022年3月下旬、思わずメンバーたちと顔を見合わせて驚いたそうです。

今までのダンスにはないコミカルな曲調で、踊りはかなり個性的でした。
「ファンに受け入れられるかどうか…」
メンバーは一様に不安を抱いたと言います。そんなファイターズガールたちをよそに、きつねダンスの仕掛け人でもある元メンバーの尾暮沙織さんは自信満々でした。
「耳に残る楽曲。これは絶対にいける!」

初めてきつねダンスを披露したときの観客の反応を振り返る濱野キャプテン(左)と尾暮さん

初めてきつねダンスを披露したときの観客の反応を振り返る濱野キャプテン(左)と尾暮さん

 

尾暮さんが選曲したのは、ノルウェーの男性コメディアン兄弟によるデュオ「Ylvis」(イルヴィス)のキツネを題材にした「The Fox」です。「キツネは何て鳴くんだ?」と歌いながら、さまざまな動物の鳴き声を繰り返すリズムとフレーズは、くせになると評判となり、2013年に世界中で大ヒットしました。

“元祖きつねダンス”を披露する彼らのミュージックビデオはYouTubeで10億回以上も視聴されています。

 

尾暮さんがこの曲を見つけたのは2020年です。当時、日本ハムのメインマスコットが、「B・B」から、キタキツネをモチーフにした「フレップ」にかわり、知名度を高めようしていたところでした。
キツネに関連する曲を探していたときに出合ったのが、「The Fox」です。尾暮さんは
「聞いた瞬間に気に入った」
といい、彼らのダンスをベースにしたアイデアを温めていました。

今季、新庄剛志監督の就任に合わせて球団がロゴやユニホームを一新することになり、「出すなら今しかない」(尾暮さん)と、満を持して投入したといいます。

イニング間にきつねダンスを踊るファイターズガール

イニング間にきつねダンスを踊るファイターズガール

 

あまりの反応のなさに

メンバーたちは練習を重ねるたびに、このダンスの魅力にはまっていったと言います。
初お披露目は今季の本拠地3戦目となる3月31日でした。新庄監督率いる新チームを盛り上げるように音楽が札幌ドームに響き渡り、ファイターズガールが元気よく踊り始めましたが、観客の反応はまったくありませんでした。

濱野キャプテンは「あまりの反応のなさに『これから大丈夫かな』と不安になった」といいます。尾暮さんも「観客席がしーんとして、踊っている彼女たちがかわいそうになった」と話すほど、厳しい船出でした。

 

異変が起き始めたのは5月のゴールデンウイーク明けです。ファイターズガールの動きに合わせて踊り始める人が、観客席にぽつりぽつりと見え始めたのです。

きっかけは、きつねダンスに“とりつかれた”選手たちでした。イニング中に目の前で踊るファイターズガールの動きに触発されるように、ベンチで手をフリフリしながら踊る選手たち。日本ハムの選手だけでなく、ビジターの選手やマスコットキャラクターも楽しそうにダンスにチャレンジする様子がパ・リーグTV公式YouTubeで公開され、ブームに火が付きました。

人気を決定づけたのは、清宮幸太郎選手ら日本ハムの7選手が踊る球団公式YouTubeのダンス動画でした。動画配信を企画すると、選手たちが「楽しそう!」「踊りたい!」と乗ってきたそうです。試合中の真剣な表情とは違い、少し照れながらも楽しそうに踊る姿が話題を呼び、5月12日の動画アップからすでに270万回再生を記録しました。

杉谷拳士選手が癖の強いキレキレのダンスを披露する動画は「笑いが止まらない」「中毒性が増す」と大バズリし、300万回再生を突破しました。

ファイターズガールが頭に着けるキツネ耳のカチューシャがインターネット上で一時、完売となったり、タレントの大泉洋さんがドラマの中できつねダンスを踊ったりと、人気はうなぎ上りです。

腕ゆらゆら、頭フリフリ

札幌ドームでの試合では、ぜひ一緒に踊ってチームを盛り上げたいものです。そこで、濱野キャプテンに分かりやすくレクチャーしてもらうオリジナルの動画をつくりました。試合を盛り上げるファイターズガールの七つ道具も動画で紹介します。

子どもから大人までが踊りやすい振り付けも人気の秘密です。初めて見ても分かりやすく、スタンド席の観客が座りながらでも踊れるように上半身を多く使うようにアレンジされています。腕をゆらゆら揺らしたり、頭をフリフリ横に動かしたり、踊りのパートは八つです。やみつきになる曲に合わせて、一緒にダンスにチャレンジしてみましょう。

 

札幌ドームの雰囲気を高めるダンスや選手の応援には、ファイターズガールの七つ道具も欠かせません。踊るときに両手で振るきらきらした「ポンポン」や、たたいて音を出す「応援スティック」のほか、観客席に向かって掲げる選手名が入ったタオルは必須です。

中でもファンに大人気なのが、フィールドから観客席に向かって応援グッズを飛ばしてプレゼントする「バズーカ砲」です。重さは数キログラムありますが、ファンサービスには欠かせない道具で、濱野キャプテンは「みなさんに喜んでもらえるので、こちらも楽しいです」と笑顔で紹介してくれました。

さあ、楽しく踊ってみましょう!

(参考:北海道新聞電子版)

【スポンサーリンク】

コメント

タイトルとURLをコピーしました