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なまらあちこち北海道|トルコ地震に献身する千歳出身の女性・高遠菜穂子さん

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2月6日に起こったトルコでの大地震、多くの国から支援の手が差し伸べられています。その中に千歳出身の女性も献身的な支援活動をしています。

無力ではない

 無残に崩落し、がれきと化した9階建てのビル。大勢の人がなすすべもなく取り囲み、女性たちが背中を丸めて泣いています。
 2月6日にトルコを襲った巨大地震。4日後、類家(るいけ)宏平さん(27)は南東部ディヤルバクルに入りました。
 生まれて初めての被災地支援は、無力感に苦しめられました。
「身近な人、家、思い出。被災者の失ったものはあまりに大きい。物を届けても埋め合わせられない」。
 被災地から車で4時間の隣国イラクで子どもの教育を支援する団体「ピースセルプロジェクト(PCP)」でインターンとして働いています。青森県おいらせ町出身。大学で開発学を学び、英国留学を経て「人を助ける存在になりたい」と昨年6月にPCPに加わりました。
 PCPは、20年間イラク支援を続ける千歳市出身の高遠菜穂子さん(53)が代表を務める組織です。

 2日間の現地入りも高遠さんに同行しました。避難所で緊急に必要なものを聞き取り、おむつ、生理用品、下着を大量に購入し、届けたときのものです。

 高遠さんや、自ら被災しながら「自分よりも大変な人がいるから」と支援に奔走する現地の人たちの姿を見て、ふと気がつきました。配っているのは物だけではない、「そばにいるから大丈夫だよ」という安心感や勇気も一緒なのだ、と。
 「自分にもできることがあるはずだ。けっして無力じゃない」。類家さんも元気づけられました。
 PCPは寄付を募り、大きなNGOの手が届きにくい被災者を支援しています。類家さんも現地入りを続ける考えでいます。活動の詳細は次のPCPのホームページで。
  https://www.peacecellproject.org/turkey
(参考:北海道新聞電子版、Peace Cell Project HP)
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