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令和4年現在の、北海道における道の駅の数は129で、全国的にも圧倒的な数です。
そんな北海道に最初にできたのが三笠です。30周年を迎えた今年、新たな名物もできました。
「直線道日本一つけ麺」も登場 「道の駅」30周年 一大観光施設に
北海道内で最初にオープンしてからことしで30年です。
ドライブ中の休憩などにも便利な「道の駅」ですが、マチを代表する観光施設へと進化を続けているところもあるようです。
老舗豆腐店の手作り豆腐や焼き鳥などのお惣菜。
旬を迎えた新鮮な野菜などがずらりと並ぶ直売所。
札幌から車でおよそ1時間。
国道12号沿いにある道の駅・三笠です。
(山﨑記者)「道の駅の誕生から今月で30周年を迎えました。道内で第一号に登録されたのが実はここ、三笠なんです」
道の駅三笠は1993年4月、道内で最初の「道の駅」として登録されました。
開業当初、道の駅周辺には水田や畑のほかバラ園などがありましたが、三笠市はその後、地域活性化を目的に温泉やホテルのほかパークゴルフ場を整備するなど、集客を図ってきたのです。
(店の人)「いま温泉がある辺りも(昔は)水田が広がっていて、ホテルのところも畑だった」
(店の人)「やっぱり天下の(国道)12号なので、色々な施設があればお客さんも来やすいと思う」
オープンから30年。
道の駅三笠は、多いときには年間80万人が訪れる一大観光拠点へと進化を遂げました。
(札幌から来た人)「ここに来たらほかの道の駅行けないわ。品数が違うもの、全然。安いし」
(三笠市産業政策推進部農林課 豊口哲也 農林課長)
「(三笠市の)西の玄関口というここから市内に誘導していくPRの拠点という位置づけで、農産物を知ってもらったり魅力をPR・発信していく場所にしていきたい」
その道の駅三笠から国道12号を北上すると、美唄市と滝川市を結ぶ29.2キロの日本一長い直線道路が・・・
その中間点、道の駅ハウスヤルビ奈井江にあるラーメン店です。
日本一長い国道12号の直線道路をイメージした新たな名物が先月から登場しました。
その名も「直線道日本一つけ麺」です。
普通の麺のようにも見えますが・・・
(阿部記者)「長い、すごい長いですよ、ここまでのびました」
まっすぐな太麺。
長さも通常のおよそ3倍の60センチと、長くて太いのが特徴です。
このため、ゆで時間も通常の麺が1分半ほどなのに対し、日本一つけ麺はおよそ5分。
麺の量も通常の2倍のおよそ300グラムで、魚介のダシが効いたしょうゆ味のスープでいただきます。
(阿部記者)「麺が長いので、ひと口の満足感が強くて、魚介スープと混ざってとてもおいしいです」
(らあめんがんてつ。奈井江店 清水純店長)
「奈井江の名物にしたいという思いもあるので、日本一長い直線道路にあやかった。つけ麺をぜひとも一度は食べていただきたいなというふうに思います」
道内に「道の駅」が誕生してから30年。
長い歴史の中で、便利な休憩場所としてのDNAを引き継ぎながらも『マチを代表する観光施設』としてその存在感を強めています。
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