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なまらあちこち北海道|つり橋でエゾリスを守れ・帯広

北海道

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エゾリスが車道を横断

帯広市は十勝地方を代表する街です。
緑が多く、どこの公園でもエゾリスの走り回っている姿が見られます。
こんな可愛い自然の姿が見られます。

残念な交通事故

帯広市がリス専用の橋「エコブリッジ」を新たに設置する予定の市道

ところが、どこにでも出没するエゾリスは、時には交通量の多い場所を横断するので、時々車にはねられて怪我をしたり、死亡したりすることがあります。特に十勝では2年間で約100個体のエゾリスが車にひかれたのが確認されています。

これは帯広市でも懸念材料となっていて、帯広畜産大学と共同で樹上生活の動物が、地上に降りてこなくても安全に道路(正確には道路上空)を横断できるように、「アニマル・パスウエイ」を設置することになりました。


  (アニマル・パスウエイ)

すでに数か所の設置を終えていますが、次は大学周辺の小学校前などに3か所新たに設置することが決定しました。

もちろん、エゾリスだけではなく、モモンガや、ヤマネにも朗報です。動物愛護の団体も設置を喜んでいます。ヤマネはネズミとリスの中間のような哺乳類動物です。


(ヤマネ、背中の黒筋が特徴)

帯広市では市内に設置する「アニマル・パスウエイ」のことを「エコブリッジ」と名付けており、すでに2022年度の予算に計上することが決定されています。

エコブリッジは、道路対面の樹木をワイヤで結び、網目状の橋でつないだ構造。木の上で暮らす小動物の移動を助けることで、交通事故を防ぐのが目的だ。(北海道新聞より)

エコブリッジの大きさはや構造については、帯畜大教授ら専門家や、動物園の職員・自然保護団体など意見を聞いた上で決める考えだということです。

リスの数が減ってしまっているが、エコブリッジによって、彼らが暮らしやすい環境を整えばありがたい」と関係者は語っていました。

おびひろ動物園のエゾタヌキの定点撮影映像です。360度の方向が見られます。

(参考:帯広市HP、おびひろ動物園HP、帯広畜産大学HP、北海道新聞)

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