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26日に行われたプロドラフト会議会議は道内関係では二人の選手が選ばれました。中でも星槎大・滝田一希選手については北海道関係者が大いに喜んだ結果でした。
星槎道都大滝田が広島3位指名 亡き母に活躍誓う「ここからは自分が」 ドラフト会議2023
26日に行われたプロ野球のドラフト会議。道関係では、いずれも3位で、星槎道都大の滝田一希投手(21)が広島東洋カープ、北海高出身の辻本倫太郎内野手(22)(仙台大)が中日ドラゴンズの指名を受けた。
辻本倫太郎内野手(北海高→仙台大)
「呼ばれた瞬間、(母の)おめでとう、という声が聞こえるようだった」
広島から3位指名を受けた星槎道都大の滝田投手は、喜びをかみしめた。傍らには、昨年53歳で亡くなった母・美智子さんの遺影。生前誓ったプロ野球選手という夢をかなえた。
北広島市内の同大講堂では約120人の野球部員らがテレビ中継を見守り、名前が告げられると、大きなどよめきが起きた。記者会見では「こんなに早く呼ばれると思っていなかった。みんなの気持ちを背負ってやってきたからうれしい」とほっとした表情も見せた。
黒松内町出身で、6人きょうだいの5番目。年の離れた兄と小さい頃から野球をして遊び、寿都高で硬式を始めた。チームは「1回戦で勝てればいい」というレベルだった。だが、たまたま相手チームの視察に来ていた同大の二宮至監督の目にとまった。「やんちゃ」で親元を離れさせられないという美智子さんを、二宮監督が何度も説得。プロへの道が少し開けた。
地道なトレーニングで球速は高校時代より10キロアップした。しかし、これからという昨年5月、美智子さんが病気で他界。ショックでしばらく練習にも出られず、経済的なこともあって野球をやめるつもりだった。
立ち直れたのは、地元の人らの「困ったら言え、お母さんもやめることは望んでいない」という言葉。そして「金銭面は気にしないで」と言ってくれたきょうだいの存在だった。今年1月からは、自らも大学近くのエスコンフィールド北海道で深夜清掃のアルバイトもした。
広島は二宮監督の出身地で、大学の所在地も北広島市。滝田投手は「広島つながりで縁がある」と笑った。「今は母にありがとうという言葉しかない。ここからは自分がやるしかない」。支えてくれた家族と地元への思いを胸に活躍を誓った。
(参考:読売新聞オンライン)
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