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なまらあちこち北海道|浦河ゆかりの映画が続々。ウマ娘プリティーダービーや佐藤愛子さん

北海道

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浦河ゆかりの映画続々 町産馬モチーフのアニメや佐藤愛子さん原作作品

劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」から ©2024 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会

劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」から

 

 圧倒的な強さでターフを疾走する「テイエムオペラオー」、歯に衣(きぬ)着せぬ
小気味よいエッセーが大人気になる佐藤愛子さん。浦河ゆかりの人や競走馬のキャラ
クターが登場する映画の公開が相次いでいる。関係者は「映画を通して浦河への関心
を深めてもらえれば」と期待を寄せる。

■「ウマ娘」にテイエムオペラオー君臨 脚光喜ぶ生産者

 札幌や苫小牧で公開中の映画、劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」は、人気アニメ・ゲームの初映画化作品。実在の競走馬をモチーフにしたウマ娘たちが「トレセン学園」で練習に励み、大舞台で戦いを繰り広げる姿を描く。
 主人公のジャングルポケットや、同年生まれのダンツフレーム(実際の馬は浦河・信岡牧場生産)ら「最強世代」の前に立ちはだかるのが、テイエムオペラオー(同・杵臼牧場生産)だ。2000年に年間無敗の重賞8勝を挙げ、「世紀末覇王」と呼ばれた実際のテイエムオペラオーそのままに、絶対王者として描かれる。
うらかわ優駿(ゆうしゅん)ビレッジアエルに展示されている、ウマ娘のテイエムオペラオー等身大パネルと鎌田さん

うらかわ優駿(ゆうしゅん)ビレッジアエルに展示されている、ウマ娘の
テイエムオペラオー等身大パネルと鎌田さん

 こうした設定に「最高だね」と言うのは、生産者である杵臼牧場社長の鎌田信一さん(75)。「活躍から四半世紀たっても、こうして描いてもらえるのはありがたいこと」と話す。同牧場内に設けたテイエムオペラオーの記念館には今もファンが訪れるといい、「ウマ娘でファンの間口が広がり、競馬のイメージも変わった」とみる。
 ウマ娘のアニメやキャラクターをじっくり見たことはなかったが、テイエムオペラオーの等身大パネルと対面し、「実際の勝負服のグリーンとピンクが使われていて、馬への敬意がある」と話し、「映画も楽しみだね」と笑顔で語った。

「九十歳」7月21日公開 町内の別荘のエピソードも

「九十歳。何がめでたい」。佐藤愛子さん役は草笛光子さん ©2024 映画「九十歳。何がめでたい」製作委員会 ©佐藤愛子/小学館

「九十歳。何がめでたい」。佐藤愛子さん役は草笛光子さん

 浦河に別荘を構える作家、佐藤愛子さん原作の映画が21日全国公開の「九十歳。何がめでたい」。断筆宣言をした佐藤さんに再びエッセーを依頼する編集者とのやりとりや、その本がベストセラーになる様子がコミカルに描かれる。
 出演は草笛光子さん、唐沢寿明さんら。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲監督だ。映画には、浦河の別荘の前に捨てられていた子犬を東京に連れ帰って育てるエピソードも盛り込まれている。
佐藤愛子さんの娘さんからの手紙を読む大黒座の三上館主

佐藤愛子さんの娘さんからの手紙を読む大黒座の三上館主

 佐藤さんはコロナ禍前までは夏は別荘に滞在し、娘の響子さんとともに大黒座をたびたび訪れたという。この映画を配給する松竹は「原作者と縁の深い場所」として便宜を図り、通常は封切りから3カ月後くらいの大黒座での上映も7月21日からに決まった。
 上映が決まった4月末、響子さんから映画の大入り満員を祈念する手紙が大黒座に届いた。館主の三上雅弘さん(73) は「佐藤さんたちが、配給会社になにか働きかけてくれたのかな」と、手紙を読み返しては想像している。
(参考:北海道新聞 電子版)
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