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同じ事務所の先輩「チームナックス」を目指して活動を続けています。
躍進続ける道産子男子ユニット「NORD(ノール)」 結成7年、初の演劇公演が31日から
結成7年を迎える道産子男子ユニット「NORD(ノール)」の初の演劇公演「Error(エラー)」が5月31日から、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオ(中央区北1西1)で上演されます。ライブや地元のテレビ、ラジオのMCなどで幅広く活躍するNORDのメンバーですが、これまで演劇は単独出演のみで、4人そろっては初めて。
前売り券は全8公演が発売当日に販売予定枚数に達し、すでに取り扱い終了という注目の舞台です。充実した作品になるよう稽古に集中する4人に、公演に向けた思いや今後の活動について聞きました。
NORD
札幌の芸能事務所「クリエイティブオフィスキュー」と大手レコード会社「ソニーミュージック」が行った北海道の男子対象オーディションの入賞者で2016年6月に結成。
ノールはフランス語で「北」の意味。一部メンバーの「卒業」を経て、現在は舟木健(たける)、安保卓城(あんぼたくしろ)、島太星(たいせい)、瀧原光の4人で構成される。北海道を中心にテレビやラジオ、CMなどで幅広く活躍中。シングル曲なども多数配信し、年々ライブ活動の規模を広げており、2022年には東京・大阪・札幌の3都市で初の全国ツアーを行いました。
公演情報
演劇「Error」は、札幌市民交流プラザ・クリエイティブスタジオで5月31日から6月4日まで全8公演を予定。脚本・演出は、東京で活動する演劇ユニット「時速246億」主宰の川本成(なる)。マンションの一室を舞台に、かつての親友4人の会話から隠されていた過去が次々と浮かび上がり、驚きの結末につながっていく―という内容。チケットは販売終了。
4人の個性を演劇に
――メンバー全員で演劇作品に出演するのは初めてです。意気込みを聞かせてください。
安保 「全員での演劇出演は今回初めてですが、それぞれが道内や東京で舞台の経験を積み上げてきました。一人一人の個性や演技スタイルを、今回一つのものにしたい。4人はしっかりと意思疎通ができているので、全員集まったときのパワーを演劇という形で見せたいと思っています」
瀧原 「僕らの根本には北海道を盛り上げたいという強い思いがあります。だから4人全員で舞台ができるのは、すごくうれしい。4人では道内外でライブ公演をしてきましたが、ライブの時と変わらず、愛や元気を届けたいという強い思いをチームで共有し、充実した作品にしたいです」
舟木 「僕はワクワクと不安が入り交じった感じ。4人で演劇をするのは初めてですが、一方で、それぞれ個別にさまざまな芝居に参加しています。全員が集まったらどういうものが生まれるのか。きっと新鮮なものになるだろうなと楽しみです。観客にどう伝わるかは、今は予想の範囲でしかないので、早く公演をやりたい。初日を迎えるのが待ち遠しいです」
島 「全員で舞台に取り組むことについて、僕の中ではものすごい覚悟があるんです。お客さんに喜んでいただきたいし、笑ってほしい。そして感動してほしいと強く思っています。全員で取り組む1作品目だから、コケたくないし、面白くないなって思われたくない。『4人でやる作品は絶対に面白いよね』と今後も思っていただけるような作品をお届けしたい。その思いで日々頑張っています」
――それぞれが演じる役について教えてください。
瀧原 「僕が演じるのは、NORDでの自分に近いような人物。演じてはいますが、自分が出てしまうようなところも多々あるかなと思っています。お客さまには『あれ、ここは実際のNORDっぽいな』という分析など、いろいろな視点で見てもらえるのではと思っています」
舟木 「僕の役は、好きなことに没頭する人物で、4人の中で一番エネルギーのある役柄かなと思います。(役より)僕自身の方がちょっと真面目ですけど、好きなことにとことん打ち込んだり、ゼロから何かを作り出すことに喜びを感じる点が似ている。そういう意味では自分の中にある材料を使える部分が多い気がしますね」
島 「僕は、自分とは正反対な性格の人物。僕はネガティブなタイプですが、演じるのはポジティブで思い立ったらすぐ行動してしまう子。彼は一見おちゃらけて見えますが、実は一番周りのことをよく考えて行動していて、一番空気が読める。近くにいたら、楽しくてすごく尊敬される存在。自分も友達になりたいなと思いますね」
安保 「僕の役は感情が豊かで、とっても素直な人物。思ったことを全部言う、伝えてしまうっていう役です。僕は思ったことをあまり口に出せないタイプなので、僕とこの役を足して2で割ったら、ちょうどいいんじゃないかって感じています」
――作品の魅力や見どころは何でしょう。
舟木 「テレビやライブとは違って、舞台上の人物は演技をしているので、NORDではありますが、現実のNORDではない。今までのNORDのイメージをいい意味で裏切る部分がきっとあると思います。作品として見ることができるのは、お客さまには新鮮なのでは。普段のライブじゃ絶対見られない僕らの顔を楽しんでいただきたいですね」
島 「作品は会話劇のような感じなので、普通の舞台よりもセリフがすごく多いんです。4人の会話を通じ、人間の感情の動き方や考え方が伝わればいいですね。そのためにも僕たちは(演技ではない)本当の会話をしているかのような芝居をつくり上げなければと思っています」
安保 「舞台は観客席に挟まれた位置に配置されるので、異なる角度から僕たちの演技を楽しめます。場所によって登場人物の目線が変わってくるので、感じ方も異なるかもしれません。そうした演出も見どころと思います」
瀧原 「舞台でしか見ることができない4人の表情や感情の揺れなど、人間味を出すことができる作品です。ライブでは笑顔が中心になりますが、今回は(物語上)ネガティブな表情も出てくる。それぞれが、これまでに見せたことのない顔をすると思うので、そうした点にも注目してほしいですね」
――多彩なジャンルで活躍していますが、演劇の魅力は。
島 「僕は集中力が長くもたないし、同じことを繰り返すのがだめなので、実は稽古は苦手。6時間も稽古が続くと、もうろうとしちゃう。でも、実際に公演が始まって舞台に立つとすごい楽しいんですよね」
安保 「最近のNORDは、メンバー全員ではなく個人での活動が増えています。全員で舞台をやることで4人で過ごす時間が増え、懐かしかったし、集まったらこんなに楽しいということを再確認しています。全員で稽古をするのはうれしいし、お客さんに全員がそろった姿を早く見せたい」
瀧原 「僕は映画を見たり、小説読んだりするのもすごく好きなんです。いろいろな表現方法があり、それぞれに魅力はありますが、演劇は人と人が生で感じ合って伝えることができるエンターテインメント。感情のぶつかり合いが演劇の魅力だと思ってます。舞台に立つからには覚悟をもって臨みたい」
舟木 「僕が演劇が好きなのは、やっぱり熱量が半端じゃないから。僕はエネルギーがどんどん湧いてくるタイプなので、それを演技に全部出すことができる演劇が好きなんです。それに演劇は同じ舞台は二度とない。だからこそ自分のパワーがお客さんに届き、笑ったり泣いたりっていう感情を呼び起こすのは素晴らしいことです。僕らも全力で楽しんでこの作品をお客さんに届けたいと思っています」
ナックスを追いかけて
――今年でNORD結成から7年。今後の目標は?
安保 「これからもNORD全員で演劇を続け、2回、3回と公演を重ねていきたい。それと並行してライブやイベントも続け、『北海道のエンターテインメントはNORDが盛り上げる』という気持ちで、よりいっそう熱く頑張っていきます。僕たちならではの魅力や表現があると思うので、そこにこだわっていきたいですね」
瀧原 「事務所の先輩のTEAM NACS(チームナックス)さんが日本を代表するスターなので、僕らも20年後に後輩の刺激になるような存在になっていたい。同時にNORDだけにしかない強みを生かし、北海道の顔になりたいんです。演劇も続け、ライブもドラマも僕たちはなんでもやる。なんでも来い、です」
舟木 「チームナックスさんの一人一人のお芝居が大好きで、めちゃくちゃリスペクト(尊敬)してます。でも彼らと比較するのではなく、自分たち4人ならではの活動を続け、将来的には国内外に通用する存在になりたい。それを引っ提げて北海道に戻ってきたら、もう最高です。この豊かな大地で生まれて育ったことへの恩返しという気持ちを持ち続け、僕らがやれること全部をやって、北海道を盛り上げたい。とことん、夢は大きく活動していきたいです」
島 「7年間NORDで活動していますが、舞台経験も含め、まだまだ勉強しないといけないことがたくさんある。今回の第1回公演を稽古して気づいたのは『やっぱりまだまだ足りない』ってこと。個人で参加する舞台を含め、たくさん経験して、NORDの4人が結集した活動につなげることがすべて。そのためにこれからも日々努力したいと思っています」
(参考:北海道新聞電子版)
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